【解説】バラのツボミを摘まないといけない件

育てているバラのツボミがふくらんでくるとワクワクしますよね。でも、せっかくのツボミをわざと摘まなければいけない時があるんです。つんだ方がその後のバラの木の生長がぐっと良くなるのですから、しかたありません。

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バラのツボミをつむ理由

バラの木にとって、花を咲かせることはすごくエネルギーが必要なことなのです。春にしか咲かない一季咲きなどの種類にとっては花の後に結実し、子孫を残そうとすることでもあります。(その実がローズヒップ)  春に出回る、新苗(安くて小さな苗)などは、まず苗がしっかりと生長してもらわないといけません。園芸店などに売れ残りかけている新苗なんかは花が咲いているものもあります。花の色を確かめてから買える利点はありますが、買ってきたらツボミは折り取りましょう。(『ピンチする』という)茎が柔らかいので、ハサミなんか必要ありません。

つまないで済む方法

とはいえ、「やはりツボミを摘むなんてどうしてもできないわ」というあなたにおすすめの方法を教えます。それは、ツボミがふくらんできて、ほんの少し、花びらの色がチラリとのぞいたとき、切って花瓶に生けます。そこまで育てば、切っても何とか咲いてくれることが多いです。

こちらはスヴニール・ドゥ・アンネ・フランクというバラ。(アンネのバラ)ピンチを兼ねて切りましたが、ちゃんと咲いてくれました。

今日のまとめ

若いバラや弱っているバラはツボミができても咲かせず、ツボミを切り取りましょう。その方が木がしっかり育ち、たくさん花が咲く良い株になります。