オリーブの木はオシャレですよね。最近は庭やお店なんかにも植えられているのをよく見かけるようになりました。でも、日本でオリーブの実がたくさんなっているのはあまり見かけない気がします。実をならせるコツをお教えします。
オリーブも2本植える
ブルーベリーの育て方でお話ししたように、オリーブも1本では実が付きにくく、より確実に実をならせたければ2種類以上をそばに植えなければいけません。
オススメの品種
ネバディロ ブランコ
ほかの品種より花粉が多く、花期が長いのでまわりの木が受粉しやすい。寒さに強い。生長が早い。
ミッション
樹形がスリムなので植木鉢や狭いところにも向く。寒さに強い。
ルッカ
耐病性に優れる。1本でも比較的実をつけやすい。小豆島でよく栽培され、手に入りやすい。油分がジューシーな実が採れる。
雨に注意、水切れに注意
オリーブの花はクリーム色っぽく、キンモクセイの花によく似た花が咲きます。キンモクセイは香りが強いので咲き始めたことがすぐわかりますが、オリーブの花は匂いがしないので気づきにくいかもしれません。5月中旬~6月上旬に咲きます。
その時期は梅雨と重なり、ずっと雨だと受粉しにくいです。雨よけをしたり、植木鉢なら移動させましょう。
植木鉢の場合、特に花期と花芽ができる冬の水切れに注意。基本的には一年中、土が乾いたら水をやります。地植えの場合、花期だけ注意。
せん定にも注意
オリーブはわりとどこで切っても芽が出るので、恐れずにせん定できます。しかし、実をつけさせるためのせん定にはコツがいります。
オリーブは今年伸びた枝に、来年実が付きます。つまり、全部の枝先を刈り込んだら来年も実が付きません。混み合いすぎている場合には切る枝と切らない枝を交互に、透かすように切りましょう。
今年のウチの実の様子
ピントが合っていませんが…。
12月頭の様子。急な寒さに当たってシワが出てきてしまったので美味しくはなさそうですが、色はキレイな紫っぽくなってきました。本当ならつやつやぷっくりした感じのまま濃い紫から黒っぽくなってくるんですが…。
他にいくつかあった実は、10月頃の強風で枝が風に吹かれてレンガの壁にゴチゴチあたり、傷がひどくついて痛んでしまいました。
来年はもっとまともな写真が撮れる実がつくと良いな。
今日のまとめ
オリーブの木の栽培は簡単です。実を成らせるにはコツがいりますが、ぜひチャレンジしてみてください。緑の実が紫から黒に色づいてくる様子はとてもキレイですよ。