ここのところ、ごちそうというとローストビーフを作ってきました。人を呼ぶ食事会やクリスマス、誕生日や持ち寄りパーティーなど。少し多めに作っておいて次の日にローストビーフサンドイッチにするとかサラダにトッピングするとかで味わい尽くしてきました。
だんだん慣れてくると、てきと~になってきまして。よりシンプルな食べ方になってきました。
格段にやり方が変わったのはある失敗からです。
おうちパーティーの時、料理を出し忘れた
年末、ウチで大人6人、子供7人のホームパーティーをしました。料理もお酒も持ち寄りでワイワイ賑やかに楽しく飲みました。
焼いておいたローストビーフを切りながらソースを煮詰めたり、他の料理の盛りつけをしながら魚焼きグリルではステーキも焼いていました。
ステーキは小降りのものを3枚。強めの塩コショウのみで焼き、休ませて薄めに切ります。これはわさびしょう油で出すつもりでした。
でも、テーブルはいろんな料理でいっぱい。ステーキ1枚分だけとりあえず出して、後はみんなの箸が一段落したらまた切って出すつもりでした。ちなみに、もともと表面だけを焼き、中はピンク色が好きなのでサッとしか焼きませんが、このときは後で温めるくらいは火を通すだろうと思っていつもより短くしか焼かずにグリルの中で休ませていました。
宴もたけなわ。
お酒もすすみ、子供も騒ぎ、結局ステーキ2枚はそのまま忘れ去られることに。
次の日に切ったら絶品!
次の日。家族だけのご飯で、昨日グリルに忘れたステーキを切ってみることにしました。表面が乾いたようになってるし、堅いかもしれないので普通のステーキを切るときより薄めに、ローストビーフを切るようにして盛りつけてみました。
それが、信じられないことにとっても良かったんです。
いつもよりサッとしか焼かず、しっかり休ませることで肉汁が落ち着き、薄く切ったことで柔らかく食べられました。
焼き肉のタレや、わさび醤油、ニンニク醤油などそれぞれお好みで食べられるのもイイ。ダンナは、ニンニク醤油だと馬刺しを食べてるみたいと言っていました。
私が思っていたよりも、焼いた後休ませるというのは大事なことだったんですね。
コストコの安くて堅めの肉でも、とても柔らかくて食べやすく感じました。
ローストビーフの、めんどくさい点
ローストビーフは、私の作り方は単純で雑で、シンプルだと思っていましたが、やっぱりいくつか面倒に感じる点があって。
まず、焼く前に冷蔵庫から出して常温に戻すのが地味に面倒。痛むのも嫌だし、急いでいるときもあるし。
あと、お客様に温かいものを召し上がってもらおうとするとバタバタするときに薄く切って盛りつけなくちゃいけない。肉を休ませる間に出た肉汁をフライパンに戻して煮詰めてソースも作んなくちゃいけない。
お家パーティーでばたつく原因になっていました。
劇的に変えて、超シンプル
ローストビーフを作るときの肉のかたまりは、ステーキのより分厚めで、常温に戻すのも時間がかかりそうだったけど、ステーキのなら薄めだし、フライパンで焼くときよりもグリルの方が強火なのでわりと冷たい肉でもいける感じがします。
下味もグリルの網の上で上面だけ強めに塩コショウして焼き、ひっくり返したときにもう片面も塩コショウするという究極のズボラさ。
で、強めの火で表面をカリッと、サッと焼いたら火を止め放置。
そして冷め切った頃切って食べる。冷蔵庫で休ませても良い。これ、コールドビーフとかって言うんだっけ?牛肉のたたき?
つまり温かさだけはあきらめるんだけど、パーティーなんかでもどうせ冷めるし、切っておくところまで下ごしらえの時間に出来るし、良いことずくめ。ダンナは、「もう、牛肉は全部これで良い」って言う。
あ~、楽。
腹ぺこ家族が待ってて急いでるときなんか、お肉と、ご飯とサラダだけ出したらスゴイ勢いで食べてる!
今日のまとめ
しっかり休ませた肉の方が切りやすいので柔らかく感じ、子供もすごく食べやすいようです。前歯が抜け替わる時期でぐらぐらしている子供は堅いとす~ぐ食べるペースが落ちます。シンプルな料理で、成長期の子供にはたくさんタンパク質を摂らせてあげたいです。